どうも、おはこんばんちは。
レストランまさひろだよ。
(昔のベッキー風に)
最近、電車やバス移動が多いので本を読んでいます。
昔に一度読んだのですが読み返してみました。
『屍鬼』(著:小野不由美)
この作品はPS2ゲーム『SIREN』のモチーフにもなっている作品です。
※ちなみにSIRENの画像をネットで検索すると死ぬほど怖いのが出てくるので注意!
ただ、屍鬼は単純なホラーではなく
何だか淋しく悲しい物語でもあります。
だって、小野不由美ってほら、
『十二国記』の作者だし、
しかも、ジャンプの封神演義描いた、
フジリューこと藤崎竜が漫画化してるし、
スゴい作品ぽいでしょ?
主人公は固定ではおらず群像劇で、
一つの村が屍鬼により変わっていく様を描いています。
まあ、しかし読み直してみたけど長い!
単行本で5巻!
しかも、話がキレイに流れ出すまでキッチリ半分くらいは伏線というかイントロダクションというか
(それがないと後半の良いところも味が出ないってのはあるんだろうけど)
あと、次々に視点が変わるので誰がダレナンダカ…。
ただ、この視点の変化が屍鬼の良さを出しているんでしょう。
特に看護婦の律子さんと徹くんのやりとりや、静信と徹くんのやりとりが好きです。
なんか、分かるけど、それって自分がその状況に置かれたら本当にそう思えるのかとか…、
なんか、伏線なのか?
でも、全然伏線じゃなかった!
とか、色々考えていたら作品に振り回されます。
たぶん、この作品はジェームス・ボンドシリーズの小説と同じで、延々とこの状況があーだ、こーだと書いていて、我慢したら後半クライマックスまで一気に面白くなる系の作品です。
そこら辺は小説の強みにのかな。
舞台は掴みがダメだと後半良くても微妙になったりするし。
良かったら読んでみてください。
図書菅くんのお家にも置いてありました。
お勧めです。
(しまった、ネタバレなしで書いたらどんな話しか分からん記事になった…)
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