第3回の歴史の小部屋です。
皆さん、ご無沙汰。
河瀬仁誌です。
今回は、「幕末紅蜀葵」の核心
モチーフにした歴史年表Ⅱへいきたいと思います。
前回の坂本龍馬さんのお話はおまけみたいなもんですから。
年表Ⅱいっきまーす。
モチーフ年表Ⅱ
1867年12月
王政復古の大号令
…天皇制を復活しますよ!徳川旧幕府のやつらは優遇しません宣言!
キレる旧幕府軍たち。「なんで、徳川をしょっぱい扱いするんだ!」
1868年1月
鳥羽・伏見の戦い勃発!
…新政府軍と旧幕府軍の戦いです。
この戦いを皮切りに戊辰戦争と呼ばれる戦いが始まります。
旧幕府軍には
新選組も参加しています。
詳しくは、司馬遼太郎先生の「燃えよ剣」でご確認ください。
ちなみに明治元年。
1868年3月
勝海舟の策により、江戸城無血開城。
…江戸を火の海にしないために、勝海舟が新政府軍と交渉します。
結果、江戸城無血開城。
戦わずに江戸城を明け渡す条件で合意したというものでした。
旧幕軍徹底抗戦派たちはマジギレ。
この功績で、勝海舟は新政府軍の人になってしまいます。
1868年4月
大鳥圭介、東北戦線に参戦。
…大鳥圭介(旧幕臣)は、「戦う!」と豪語して、
東北戦線に参戦します。ここで、新選組の土方歳三と合流したりもします。
1868年4月
小栗忠順、処刑される。
…小栗忠順(旧幕府勘定方)が、
幕府軍の軍資金を隠したのではないかという嫌疑をかけられ、
大した取り調べも受けずに処刑される。
1868年8月
榎本武揚、新政府軍より軍艦8隻を強奪し、函館へ向けて出港。
…開陽、回天、蟠竜、千代田形、
神速丸、美賀保丸、咸臨丸、長鯨丸の
合計8隻を強奪。
GP02一機しか盗めなかったガトーさんなんて目じゃないや!「紅蜀葵」の舞台は、このエピソードから始まります。
船は8隻も出ません、1隻だけです。話の焦点をあてる船は「美賀保丸」
美賀保丸には、大量の軍資金を積み込んだという噂があました。
しかし、函館に向かう途中に難破して沈没してしまいます。
でもね、「幕末紅蜀葵」はそんな話ではありません。
完全に別物の歴史を創作しとるやないかーい。
今までの年表はなんだったのか?
ただのモチーフ。モチーフ。
ちなみに、
榎本武揚も出てきません。
榎本さんが、蝦夷共和国 初代大統領という事実は意外と知られていない。
要は、日本国内に2つの国があったってこと。幕末に。
「歴史は隠ぺいされるものなり!」
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