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三国志の世界最終章(レストランまさひろ)

おはこんばんちは。

レストランだよ。

さて、前回最終回を迎えたこのコーナー、やっぱりやりたくなって戻ってきました。

今回のお方は

夏候嬰

あれ?
この人、三国志の人じゃない?

そうです。
最後は三国志にまつわるこの方の紹介です。

秦王朝の末期、沛県の人、漢王朝の高祖である劉邦の旧知の友であり、忠臣。

この男を語らずして私はコーナーを終えるわけにはいかんのですよ!

もともと、劉邦と同郷の人で劉邦の決起に参加して漢王朝を作るまで従軍しています。

劉邦に惚れ込んでいる彼は最早、病気です。

ある日沛県の路上。
良い年してじゃれ合っていた二人。
劉邦はふざけて剣を振り回しながら(!?)夏候嬰を追いかけていました。
そして、お約束通り刺してしまいます。

血だらけの夏候嬰を置いて劉邦は逃げました。
駆けつけた官吏が事情を聞くと夏候嬰は
「劉邦はなにもしていないと」
庇います。

結局、嘘はバレて夏候嬰は虚偽罪で百叩きの末に一年の投獄にあってしまいます。

…なんだか、劉邦に惚れ込んだとかの前に色々とツッコミどころ満載です。

そんな夏候嬰ですが、軍を動かす才能はあったようで、秦打倒のため起こった戦で三度も秦の最強兵団を破っています。
(しかも劉邦を守る片手間で)

しかし、悲しいかな所詮下級役人。
太僕という地位になったものの劉邦の上司となった項羽に対した恩賞ももらえず、地方に飛ばされてしまいます。

その途中でやってられなくなって逃亡した兵士を一人捕まえて斬首の前に話を聞きます。
兵士は捕まったのに何故か怒っています。
「あんた、劉邦に天下取らせるなら、こんなとこで罪人捕まえている場合じゃないでしょ!バカなの?死ぬの?」

夏候嬰はあまりに面白かったのでこの罪人を登用します。

彼こそが天才軍略家の韓信でした。
罪人を大将軍の地位に押し上げた夏候嬰はなかなか度量が大きい男だと評判になります。

その後上司の項羽と戦争になり、劉邦軍は窮地に陥ります。
馬車に乗って劉邦は逃げます。

馬車の荷物は少ない方がよいと自分の子供も投げ出す始末。

このオヤジ最悪です。

しかし、劉邦が株を下げている時こそ夏候嬰の見せ所です。

夏候嬰は二度も子供を拾い上げ、劉邦が怒って切ると言っても無視を決め込んで子供を無事助け出しながら劉邦を華麗に撤退させてしまいます。

あれ?
こいつ趙雲じゃね?

そんな男のおかげもあり、劉邦は漢王朝を起こし、天下を平定したのでありました。

そして、助け出した子供が劉邦の跡を継ぎ帝になる姿を見て死去。

その時の彼の地位は太僕。

初めてもらった地位のままでした。

おそらく、彼なりのこだわりがあったのでしょう。

なかなかな人物ですね。

しかし、、この人なぜ紹介したのか?


そうです!
我ら夏候淵、夏候惇の祖先です!!

だから惇、淵は漢王朝を護るものという自分たちの生き方に誇りを持っているのですね!

そんな事を事前・事後学習して見てもおもしろいですね!

さて、お芝居もどんどん熱がこもっています。

本日もお待ちしておりますのでよろしくお願い致します!!


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