古代アクリル

稽古場でのできごと。

河瀬「猪口～、ちょっとこい」
猪口「あ、ただいま！」
河瀬「いいもんやるぞ」
猪口「え、まじっすか？」
河瀬「ほらよ（持ってたタバコの火がついてる部分を僕の額に近付ける）」
猪口「あぶないっ！」
河瀬「お前よけてんじゃねーよ」
猪口「でも…」
河瀬「ほら（再び）」
猪口「ちょっと！」
河瀬「いいかげんにしろよてめーよー」
猪口「それはこっちのセリフっすよ！」
河瀬「口答えするな（三度）」
猪口「だから！」

と、そこへ…

為房「おい！そこちゃんとしろよな！」
猪口「あ！為房くん！ちゃうんすよ、河瀬くんがふざけて…」
為房「ふざけてんのはお前だろーが」
猪口「え？」
為房「てめ何で河瀬の根性焼き受けねーんだよ、ふざけんじゃねーぞばかが」
猪口「為房くん？」
為房「為房さん、だろーがよ？だろーがよ！」
猪口「為房さん…」
河瀬「おい、逃げらんねぇように押さえとけよ」
為房「了解」
猪口「ちょ、やーめーてーよぉぉッ！」
河瀬「じたばたすんじゃねーよ」
為房「かったりーんだよ！ガソリンぶっかけて燃やしちまおーゼ！」
河瀬「ナイス！」
猪口「ナイスじゃないって！」
為房「ミャーミャーうるさーだがや！とろくせぇ！木曽川で鵜飼いの鵜に丸呑みさせるで！」
猪口「長良川でしょ鵜飼いは？」
為房「どっちでもいいよそんなのよー」
河瀬「とろくせぇ！伊勢湾に沈めるだがや！！」
猪口「伊勢湾！？」
為房「ナイス」
猪口「どこが！これは、いじめだ！」
河瀬・為房「うるせぇばかやろー！」
河瀬「俺の言うこときけねーやつは、みんなそうなるんだがや！ひゃっひゃっひゃ！」
為房「ふゃっふゃっふゃ！」
猪口「たーすけてー！」

と、そこへ…

梅子「なにしてんの？」
猪口「あ、梅子ちゃん、助けて！二人がひどいことを！」
梅子「仲の良ろしいことで、うらやましおすなぁ」
猪口「どこがよ！」
梅子「ほなさいなら。ほほほほほほ」
猪口「待って！」
河瀬・為房「さ。」
猪口「いやだーーーーー！」

 

こうしてぼくはしんだ。ぼくのままでしんだ。鵜の胃液に溶かされて。
これはけっしてれきしにかたられることのない…、蜜柑星の物語…

 

 

 

三割三分八厘うそです。

 

 

かっこいいダンスの稽古！

みんないい汗かいてるぜ！

てな感じの稽古場でした。

 

猪口佑一郎